今、住宅に求められている本当の安心とは?また、住宅に携わる業界人としての使命とは?株式会社アスティーク 代表取締役 宮谷  祐介 住友ゴム工業株式会社 ハイブリッド事業本部  制振ビジネスチーム  ビジネスチームリーダー松本  達治(工学博士)

住宅用制震ダンパー「MIRAIE(ミライエ)」とは?

松 本:

ミライエは地震の揺れを最大95%※低減し、家の損傷を低減させる住宅用の制震ダンパーです。当社独自の高減衰ゴムテクノロジーを採用し、地震の揺れを繰り返し効果的に吸収出来るのが特徴です。
当社は1909年の創業以来、“DUNLOP(ダンロップ)”ブランドを始めとするタイヤの製造を行っています。長年の事業で培った先進的なゴム素材のノウハウを制震ダンパーにも生かしており、制震ダンパーとしては高層ビルやマンション、橋を風揺れや地震から守る“ビル用”、“橋梁用”などを中心に世界各地で20年以上展開してきました。この技術を応用し住宅用に開発したものがミライエです。

2017年スマイルタウン全棟標準搭載化 繰り返す余震、地震の揺れを最大70%※吸収・低減する スマイルタウンの住宅性能はこちらで紹介しています

※振動台実験の結果によるものであり、建物形状・配置プラン・地震波によって異なります。
【実験概要】実験名:木造住宅2F建てモデルによる振動台実験/建物:木造軸組工法1F部分(制震ダンパー有り・無し)/建物形状:5.46m×3.64m/
建物重量70.56kN/実施年月2017年1月/入力波:2016年熊本地震本震相当 震度7

宮 谷:

アスティークの新築分譲ブランド・スマイルタウンでは平成29年着工の物件から、ミライエを全棟標準搭載しているのですが、その理由は南海トラフや首都直下型地震など関東でも地震の発生が危惧されている中、住宅の地震対策が非常に優先順位の高い課題だったからです。
現状に満足せず、日々進化する住宅の最新技術を積極的に取り入れ、“ご家族皆様がいつまでも心から笑顔でいられる住まい”を実現することがアスティークの使命だと考えています。
今回ミライエを採用に至った決め手としては、ミライエに“信頼性”を見出したからです。先ほど(松本リーダー)のご紹介にもあったように、住友ゴム工業さんには100年以上の歴史とノウハウがあること。また、実物の家のサイズでの実験により効果が検証されており、実験の映像も一般公開されています。先般ありました熊本地震でも被害が無い事が実証されていますので、実験・結果共に信頼に値すると感じました。

松 本:

ありがとうございます。実は住友ゴム工業は阪神・淡路大震災や東日本大震災で自社工場が損壊しました。多くの被害が出た経験を企業内で受け継ぎ、その結果生まれたのが、このミライエです。世の中には効果に疑問の残る制震ダンパー少なくないと有識者が叫んでいる中、当社は、住友グループの“信用を重んじ確実を旨とする”といった事業精神に則り“本当に効果のある、信頼出来る制震ダンパー”をつくるため、実直に開発・製造をしています。

住友ゴム工業株式会社 ハイブリッド事業本部  制振ビジネスチーム  ビジネスチームリーダー 松本  達治(工学博士)

住友ゴム工業株式会社
ハイブリッド事業本部 制振ビジネスチーム ビジネスチームリーダー 
松本 達治(工学博士)

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熊本地震を通して感じたこと。

松 本:

MIRAIEは2012年の発売以来、全国で16,000棟以上の住宅で装着頂いています。九州圏内では熊本地震発生前までに860棟を数えるに至っていました。実は熊本地震発生時、私は福島にいて東日本大震災の被災地での経過を調査していたところで、地震発生を知ると16日には鹿児島経由で熊本に入りました。その後も何度か現地を訪れ、MIRAIEを装着した住宅について被害の状況を1棟1棟確認してまいりましたが、すべてお住まいいただくことができる状態であることが確認できほっとしました。中でも建築中で壁も設置されていない未完成の住居が、柱とMIRAIEだけで地震に耐えていたのには驚きました。

宮 谷:

私自身住宅産業には長年携わってきましたが、熊本地震は住宅業界の者にとって、非常に衝撃的な地震でした。現在の耐震基準は1回の大地震では倒壊しないことを目標としていますが、今回は大地震が2回来た。常識が覆り、地震対策について改めて考えさせられました。

熊本地震は2ヶ月間で1,700回を超える有感地震が発生しました。
震度7を2回観測したのを始め、震度5を超える余震も多く、本震でダメージを受けた建物が、その後の余震によって倒壊に至ったケースも少なくありません。

今、本当にお客様に求められている安心とは?

松 本:

地震によって想定される被害については、住まわれる方と建てる側に認識のズレがあると感じています。現行の耐震基準法では1回の本震で倒壊しない事が求められており、余震や後からの地震については考慮されていません。しかも、1回の本震で倒壊しなければ全壊であっても建築基準法上問題は無いのです。そのことをどれだけのお客様が知っているでしょうか。お客様が本当に求める安心の要望レベルは、地震が来ても一部損壊程度であるとの識者の意見もあります。そのことを無視して、法律に則ってさえいればそれで良いとする住宅事業者もいますが、アスティークさんは、ミライエを使用する事で繰り返し来る地震に備え、法律ではカバーしきれない“お客様の要望レベル”を充たすために努力されている。

宮 谷:

お客様が求められる安心とは、「心配・不安がなく、許容できないリスクがないこと」だと思います。
住宅購入は決して安い買い物ではございません。だからこそ、第一に考えなければならないのが安心して暮らせる住まいだとアスティークは考えます。もちろん立地やデザイン・設備も必要条件では有ります。
だからこそ、東京全域に20年間分譲住宅を供給し続けてきたアスティークのデザイン力、施工技術と、100年以上に渡り先進的なゴム素材で安心を支えて来られた住友ゴム工業様がパートナーとして手を組み、お客様の期待に応えて行くことが社会貢献になると考えています。

株式会社アスティーク 代表取締役 宮谷 祐介

株式会社アスティーク
代表取締役 宮谷 祐介

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家づくりに対する想い

松 本:

私たちの究極の目標は、全ての戸建て住宅に『繰り返し起きる』地震への対策がなされ、建物の倒壊によって大切な財産や命が失われるのを防ぐこと。ミライエに、その夢を託しています。

宮 谷:

アスティークは創業以来一貫として、経済的価値のみを追及することなく、地球環境に配慮した街づくり、安心・安全の住宅供給を旨としながら社会から必要とされる人・企業を目指しています。ミライエにより地震に強い家を作ることで、いざという時にご家族の生命を守るのはもちろんのこと、家の損傷を軽減する事により構造物の長寿命化による省資源に繋がると考えています。
当社の目指す「地球環境に配慮した街づくり」にもミライエが貢献してくれると期待しています。

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